› 田舎のITコンサル社長ブログ › その他 › ネット系のベンチャー企業がせっかちと感じる理由

2013年01月18日

ネット系のベンチャー企業がせっかちと感じる理由

先日あるネット系ベンチャー企業の某社長と話し、
年明け早々にリリースを計画しているサービスがあり、
その意見を求められた。



的確なアドバイスがしたくて、
開発に至る根拠となった情報を求めた。
例えばそれは、アンケートの集計データだったり、
何処かの省庁が発表している統計情報など。

ニーズ(需要)を可視化できるモノが欲しかった。

ところが、某社長の口から出た言葉は、
「具体的な根拠はないけど、単にこれが来る気がするから」と、
実にシンプルなものだった。

格好良く表現するなら、
肌でそういう需要を感じると、
そんな感じ。

「時代の流れ」を嗅ぎ取り、
そこを目掛けていち早く準備し、
「時代の流れ」を待ち構える感覚。


そして更には、
年明けすぐにでもリリースをすべきで、
1ヶ月でも遅れたら、すぐに後発組が来ると、
そんな判断をしていた。
今は世の中に無いサービスだけど、
すぐにそれで一杯になると、
某社長はそんな感覚を持っていた。

何故にそこまで急ぐのか。
実はこれ、
ネット系の企業の宿命たるものかと思う。

というのも、
一般的に何か新しいものを作るという前には、
マーケティングを欠かさない。
それは、インタビューや、アンケートなど、
とにもかくにも需要の存在を確認しなければ、
新規開発を行わないものだ。

需要の予測をしっかり立てて、
その上で試作品を作っていく。
それを幾度か繰り返すことで、
よりニーズを掴んだ製品になっていく。

しかしこれは、ネットの世界ではあまり適さない。
何故なら、それらのマーケティングによって失う
大いなる時間を危惧するのだ。
特別な技術が必要ないことが多いネット系のサービスでは、
お金より、むしろ時間を優先する。

半年のマーケティングをするなら、
2ヶ月でサービスを作ってリリースし、
2ヶ月で要求に沿った改修をかける。
すると2ヶ月分も短縮できる。

同じ6ヶ月を費やすなら、
後者の方が具体的な意見や効果が見られるという考え方だ。
そもそもサービスが出来上がっているのだから、
当たり前といえば当たり前な発想。

作って、使って、問題点をあぶり出し、
また作って、使って・・・。
いわゆる、トライ&エラーという方法。
ネット系ではこの方法が多い。


ビジネスモデルコンテストでも、
ネット系のビジネスを考えている方は、
大抵、プロトタイプまで完成させている場合が多い。


その方が、聞く側がイメージを共有しやすいので、
説明する側としても、動くものが出来ている方が、
実現性でマイナスな意見が出ることも無く、
かつ動くものがあるので理解して貰いやすく利点が大きい。


そんなわけで、一般の中小企業といえども、
ネット系のベンチャー企業はせかせかしてます。
でもそれが、らしくて良い。

どんなものが出てくるのか、
大いに期待して待ちたいと思う。



同じカテゴリー(その他)の記事画像
この一歩
新入社員歓迎会
新年のご挨拶(2016年)
おいでよ!農業試験場(農業試験場公開デー)
目に見える範囲だけが世界の全てではない
“励まし”を送るアプリを開発
同じカテゴリー(その他)の記事
 この一歩 (2017-09-14 23:59)
 新入社員歓迎会 (2017-09-13 23:59)
 新年のご挨拶(2016年) (2016-01-01 00:00)
 茨城県及び栃木県の水害について (2015-09-14 23:59)
 おいでよ!農業試験場(農業試験場公開デー) (2014-08-22 20:31)
 目に見える範囲だけが世界の全てではない (2014-07-24 23:18)

Posted by 大樹直人 (naohito ooki) at 06:00│Comments(0)その他
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。